毎日が記念日。[彩]

今日は早めに上がって、久しぶりの本宅へ。

空港に着いて少し時間があったので蕎麦屋へ。天せいろを注文したけど、ふとこれって無粋な食べ物なんじゃないかという疑問が浮かんだ。主に、天麩羅と蕎麦を同じつゆにつけて食べるというところが。塩で食べれるほどの天麩羅ならいいかもだけど、それなら天麩羅+蕎麦、でいいよなあ。温かい天蕎麦はアリなんだけど。もうこのような下世話なものは食すまいと決心した。

んで手荷物検査を通ってラウンジに行くと、ふと到着口が目についた。そういえば乗るときは到着口なんて気にしないし、降りるときは入り口(手荷物検査)は当然眼中にない。でもどちらも同じ建屋にあってしかも隣り合っている。だからこの空港のラウンジという場にはこれから乗る人ともう降りた人とが混在しているわけだけど、それぞれのグループの目的は明らかに異なっており導線も明確にわかれていて決して相互作用することはなく、持っている荷物などでその人がどちらに属しているかもなんとなくわかる。
これって、ミエヴィルの『都市と都市』じゃあないか、とふと思った。あの設定はある種の思考実験のようなものだと思っていたら、なんだ意外に身近なところにサンプルがあったじゃないか。

飛行機はやや遅れて出発。一時期定刻どおりに出発することに執心していたようだが、いつの間にかなし崩し的に遅れるのが当たり前になったように思う。LCCの影響があったりして?
今日はめずらしく、着陸も離陸も記憶にないくらい熟睡できた。

本宅に帰ってきたら、温室効果でまあ暑いこと。これを書いている今でも窓を全開にしてサーキュレータを2つ全力で回しているけど、建材そのものがぬるくなってるな。せっかく涼みに来たのに。